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『刺青の男』(いれずみのおとこ、)は1951年に刊行されたレイ・ブラッドベリの短編集。邦訳は小笠原豊樹訳、早川書房(1960、のち文庫)。 「刺青の男」の全身に彫られた刺青が動き出して18の物語を演ずる、という設定のもとで全体がひとまとまりになっている。「刺青の男」は予知能力を持っていることが示唆されており、各物語は未来世界を描いたものであろうと思われる。ほとんどが「宇宙時代」をテーマにしたSF小説であるが、全体的にディストピア的な雰囲気をもった作品が多く、火星人の襲来や世界の終わりのように古典的なSF的モチーフを扱った話もある。また、ブラッドベリのほかの作品と同様に、文明批判と受け取れる記述が多い。 ==各編の題名== *プロローグ 刺青の男 ''Prologue:The Illustrated Man'' *草原 ''The Veldt'' *万華鏡 ''Kaleidoscope'' *形勢逆転 ''The Other Foot'' *街道 ''The Highway'' *その男 ''The Man'' *長雨 ''The Long Rain'' *ロケット・マン ''The Rocket Man'' *火の玉 ''The Fire Balloons'' *今夜限り世界が ''The Last Night of the World'' *亡命者たち ''The Exiles'' *日付のない夜と朝 ''No Particular Night or Morning'' *狐と森 ''The Fox and the Forest'' *訪問者 ''The Visitor'' *コンクリート・ミキサー ''The Concrete Mixer'' *マリオネット株式会社 ''Marionettes,Inc.'' *町 ''The City'' *ゼロ・アワー ''Zero Hour'' *ロケット ''The Rocket'' *エピローグ ''Epilogue'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「刺青の男 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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